痩身を目指す
週に一度、スポーツクラブのプールで泳いでいます。
泳ぐことはエクササイズになるのはもちろんですが、私にとってはストレス解消のひとつでもあります。
タイムを競うのではなく、ゆっくりと水となじんで遊ぶような気分でクロール、平泳ぎで五往復程度泳ぎます。
そうすると、気持ちもゆっくりとほぐれていき、気分転換にもなります。
スイムウエアも、競泳用の機能重視のものももちろんよいのですが、やはりリラックスして楽しむためには、お気に入りのウエアを身につけていたほうがよいと思います。
私はお気に入りのブランドのものを気分によって使い分けています。
選ぶポイントは肩がいかって見えないこと、そしてシャープなデザインというのが私の定番になっています。
バスタイムのボディケアメニュー顔に比べ、ボディケアをおざなりにしている方は、おそらく多いのではないかと思います。
それだけに、じつはボディこそ、やっているか否かで大きく差がつくものではないでしょうか。
私は、大好きなバスタイムを利用してボディケアを行っています。
そのメニューはこんな工程です。
①まず、十分の半身浴から。
これは全身の疲れを取り、温めるという目的以外に、肌表面がたっぷり水を含んで柔らかくなるので、ボディケアの効果を最大限に引き出すためにも大切です。
②全身をゴマージュでマッサージし、古い角質を取り除きます。
その際、木の実などを細かく砕いた天然成分を使用したゴマージュを使って、なるべく肌に負担を与えないよう、やさしくやさしく表面をマッサージ。
デコルテや二の腕、ヒップなどのもと、ヘルス、ボディケアetc.決めごとでしめつけないもときめ細かい皮膚は、特にソフトに。
③ゴマージュを洗い流したあとは、ボディオイルでマッサージ。
血行をよくして代謝を高めるために、足を中心にマッサージします。
私が好きなのは、数種類の香りがミックスされたボディオイルやオイルウォーターのミスト、ジンジャーフロートのオイルなど。
マッサージしたあと、べたつく場合は軽くふき取ります。
④同じ香りのボディローションで仕上げ。
乾燥がひどいときや肌が敏感になっているときには、フェイシャル用のナイトクリームを使用することも。
ゆったりした気持ちで、好きなアロマの香りを楽しみながらするボディケアは、私の格好のリラックスタイムでもあるのです。
最近では、ボディオイルに粗塩を混ぜ、ジェル状にしてボディ用のスクラブ剤として使用しています。
肌がなめらかになるだけでなく、保湿力が高いので、吸い付くような質感になるのです。
特に、軽石につけて、かかとをマッサージすれば違いは歴然。
硬くなっていた表面は驚くほどツルツルでしっとり柔らかい質感になるので、とても気に入っています。
憧れの女性像を持つことも大切私は十九歳のときに渡仏、二十六歳で帰国するまで、およそ七年をバーで過ごしました。
目的はモデルとしての仕事を極めることでしたが、今思えば、それ以外に多くのことを学んだような気がします。
なかでも私の人生にとってかけがえのない経験となったのは、憧れの女性にたくさん出会えたこと。
モデルやカメラマンなど一緒に仕事をした身近な女性から、カフェから眺める街行く女性まで、パリでの出会いは、現在の私にさまざまな影響を与えてくれました。
特に印象的だったのは、美しい年配の女性が多いこと。
隅々まで意識の行き届いたスタイルにすてきなファッションを着こなし、楓爽と歩く姿。
そしてシワさえも大きな魅力になっている笑顔。
そんな女性に出会うたびに、私もいつか、こんなふうになりたいと思っていました。
この貴重な体験をもとに、少しずつでも自分のエレガンスを磨いていこうと思います。
初めてのマノロ・ブラニクマノロ・プラニクという靴のメゾンをご存じでしょうか。
まるでシンデレラに出てくるガラスの靴を思わせる、華著で繊細なラインとても美しい、究極のエレガンスを形にした靴だと思います。
私がマノロ・ブラニクに初めて魅せられたのは、二十三歳のときでした。
パリから仕事でニューヨークに行った際、あるパーティに参加することになり、そのファッションのアドバイスをくれた事務所の女性ディレクターが、このメゾンの存在を教えてくれたのです。
「パーティのときに、靴にお気に入りの香水を込めておくといいのよ」彼女はこんなすてきな言葉を添えて、私をマノロ・ブラニクのお店に連れていってくれました。
香水と靴?当時の私にはとても思いつかなかった大人の発想。
まだまだ子供の私ではあったけれど、それなりに知性、色気、エレガンスといったさまざまな言葉を想像して、理解しようと試みたのを覚えています。
そして、そこで私はマノロ・プラニクの靴に、ひと日で心を奪われました。
初めて目にしたその靴は、二十三歳の私にとっては、背伸びとも思えるほど繊細で、高価な靴。
それを見た途端、彼女が私にささやいた「靴に香水を」という言葉が、すんなりと消化されていくような気がしました。
結局、私はそのときに初めてマノロ・ブラニクの靴を手に入れました。
シンプルなラインが上品な、濃紺のシルクサテンのサンダルで、手にした瞬間に、一生の宝物にしょうと心に決めました。
この靴は、勇気を出して購入した分、私にとってとても思い入れが強いもの。
そのパーティでの一回きりしか履いていないのですが、日本に持ち帰ってすぐに靴底を張り替えて大切に保管しています。
いつかまた、自然に履ける日がくるまでとっておこうと思っています。
以来、すっかりマノロ・ブラニクの虜になってしまいました。
今では、もっともお気に入りのメゾンとして、たくさん並べています。
私にとって、マノロの靴は、女性としての資質を問われる、特別な存在。
たとえば、まっすぐに伸びた美しい姿勢、きちんと手入れされた爪、つやのあるしなやかな髪すべてに神経を行き届かせて、頭の先からつま先まで女として磨かれていなければ、履いてはいけない靴。
そんなふうに思うほど、エレガンスがたくさん詰まった靴なのです。
私があまり時計を持っていない理由私は、あまり時計を持っていません。
「時間を気にするのが嫌だから」それが大きな理由です。
私が初めて、自分で時計を購入したのは二十六歳のとき。
パリに住んでいたころ、本店で手に入れたエルメスの時計。
フランボワーズカラーのベルトとゴールドのフェイスとのコンビネーションに惹かれて手に入れた、今でもとても気に入っているものです。
けれども、仕事柄、時間に追われる日常を過ごしているせいでしょうか。
なぜか次第に時計を身につけるのが億劫になってしまったのです。
その時計を購入したときには、ワンシーズンにひとつ、収入に見合った時計を自分へのご褒美に、と心に決めていたのですが、結局、そのひとつだけに終わってしまいました。
その後も、気に入った時計に出会えなかったわけではありません。
たとえば、カルティエのベニユアール。
華著な楕円形のフェイスに憧れて、何度も店を訪ねました。
実際に自分の腕につけてもみたのですが、結局「今の自分にはまだ早い」という結論に至りました。
新しい時を刻む時計として、もっと先の楽しみに取っておこうとあきらめたのです。
いつかそのときがきたら、私があの時計に見合った自分になったら、もう一度お店に行こう。
今はそう心に決めています。
というわけで、昨年、誕生日のお視いに事務所の方からいただいた、ヴァン・クリーブ・アーベルのものがふたつめの時計になります。
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