概要
老眼が問題となるような年齢の方や、長時間、近くの作業を裸眼で行うことを希望する場合には、わずかに近視を残すような設定をすることもあります。
なお、照射を強めに設定すれば、やや遠視気味になって遠くはよく見えますが、近くを見るときに疲れますので、仕事や生活環境に見合った設定で手術を受けたほうがよいでしょう。
設定は手術当日にも変更できますので、診察時に医師とよく御相談ください。
ところで、手術後はフラップがしっかり固着していないため、一時的に軽い遠視になります。
患者さんの希望で設定を低くして手術を行った場合、術後すぐに遠くも近くもよく見えるため、非常に満足されます。
しかし、徐々に遠くの視力が低下するので、設定を低くしたことを後悔される方もおられます。
こうした場合には再手術をすれば遠くを見えるように調整できますが、再度フラップをめくるため、エピセリウムイングロースを起こす可能性があります。
軽い近視を残したとしても年齢が進めば、やはり遠くも近くも両方見えるということはありません。
仮に度数でマイナス1Dの近視が残った場合、50歳ならば裸眼で近くが見えますが、60歳になると老眼鏡がなければ見えません。
マイナス1Dは0.5程度の視力なので裸眼で日常生活は送れますが、運転はできません。
裸眼で運転ができる0・7の視力の場合でも、50歳では近くを見ることは困難で、老眼鏡を必要とします。
私の経験上、中高年の方でも術後の目標度数をゼロと設定したほうが満足度は高いようです。
なお、度数が大きい眼に対する手術では誤差がありますので、細かく設定したとしても予定通りの視力にならない場合もあります。
データ再手術の割合はイントラレーシックで2.3%、レーシックで3.7%です。
再手術をしたからといって必ず1.0以上の視力になると限りません。
再手術後の平均視力は片眼1.01、両眼では1.04です。
マイナス10Dを超える最強度近視の場合、裸眼で生活できる0.5以上の視力は92・5%です。
現在、K眼科ではイントラレーシックを行っていますが、イントラレーシックができない例に限ってレーゼックも行います。
この章ではこれらの術式と、以前行っていたレーシックのデータを掲載しました。
診察室で患者さんから「どの程度治るのか」「1.0の視力になるか」という質問を受けることがあります。
手術の結果は屈折度数、角膜の厚さ、眼圧など眼の状態によって異なりますが、データを手術の効果を知る参考にしてください。
イントラレーシックはレーシックよりもかなりよい結果になっています。
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